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【障害年金の裁定請求】発達障害の30代Sさん

こんにちは。FPと社会保険労務士の二刀流で活動しているfp-keikoです。

年金は奥が深く、日々年金と向き合っていても学びが多いです。

ご紹介により、障害年金の裁定請求をさせていただきました。お客様は30代Sさん、発達障害の方です。初めてお会いしたとき、ご家族の方も同席されお話しをしました。

「自分たちで請求したくても分からないことが多すぎて、きっと認めてもらえない」

「障害年金があるとは知らなかった」

とおっしゃって半信半疑のご様子でした。

もちろん社会保険労務士に頼んだからといっても100%ということではないということはお伝えさせていただき、お話しをお伺いさせていただきました。

すぐに正式にご依頼を受け、準備をさせていただきました。Sさんの初診日は平成21年なので、遡及請求となります。早く手続きをしなければ、また1ヵ月時効となってしまいます。

Sさんは精神的な疾患(発達障害)であったため、障害年金の請求に必要な病歴・就労等申立書を作成するにあたっては、丁寧に時間をかけてお話しをお聞きしました。

幼少期から成人し現在に至るまで、自分の中に違和感を抱きつつも、誰にも相談できずに辛い思いをしてきたこと、それは就職してさらにひどくなり、初めて専門医にかかったことなど、5時間以上お話ししてくれました。

その後もSさんの体調の良い時間帯に何度かお伺いさせていただき、お話しを聞かせていただきました。病歴・就労等申立書を読んでいただき、いままでの経緯を伝えなければいけないからです。

必要書類を揃え、作成した障害年金請求書や病歴・就労等申立書をSさんに読んでいただきました。「こんなふうにできるんだ・・・」ご本人様にご了承いただき、年金事務所に提出させていただきました。

「結果が出るまで少し時間がかかるからね」

「何か困った時は相談してね」

請求書類一式を受理してもらい、ひとまず安堵しました。
その頃にはだいぶ心を開いてくれたのか、ときおりSさんからメールをいただくこともありました。内容は日々の生活のことなどです。体の不調があったり、お子様の様子だったり。

請求から3ヵ月経った頃にSさんより日本年金機構からお手紙が届いたと連絡を受けました。年金証書がはいっており、お客様の希望どおり、5年さかのぼっての支給というお知らせでした。

「良かったですね。今までの分もありますよ。」

「そうなんだ。」

今まで精神的にも経済的にも苦労されていたことから、喜んでいただけました。

・障害年金があると知らなかった

・自分が障害年金を受け取れると思っていなかった

・自分たちで請求しても無理だと思っていた

・経済的に助かる、定期的に病院にも通える

・お子さんの新入学の準備もできる

とお話しされていました。本当に良かったです。無事に年金が支給されて、社会保険労務士の立場では今回の依頼はここでひとまず終了です。

Sさんから、家計のご相談も受けていたことから、ここからはFPとしてのお話しです。

Sさんには小さいお子様がいらっしゃるから、お金の使い道やライフプランも考えていかないとね。FPとして寄り添っていくご依頼を受けました。

人生100年時代なんだから、自分の体調が少しでも改善できるように、そして子育てとこれからも一緒に頑張りましょう!

FPと社会保険労務士だからできること。お客様の人生を一緒に歩む責任ある仕事であると改めて実感しました。これからもお客様が笑顔になって、「ありがとう」と感謝されるような仕事をしていきたいです。

なお、こちらの記載に関してはSさんにご了解いただき載せさせていただいています。

 

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